刺激が少ないと夢をみているような幻を見る

刺激が少ないと夢を見ているような幻を見る

 

幻を見る実験

 

 

夢と似ているのが、起きている時に見る幻です。

 

 

起きていて幻を見る条件は、刺激のほどんとない時に

 

脳が自ら見させている時です。

 

 

人間を真っ暗で無音の部屋に閉じ込める実験がありました。

 

 

部屋に入った被験者は時間が経つと眠ってしまいます。

 

起きるとスッキリしますが、真っ暗で音のしない空間で

 

目が覚めるので一瞬驚きますが、状況を思い出して

 

実験を続けます。

 

 

刺激が何もない空間なので、頭の中で考え事や

 

記憶の整理をしますが、時と共に頭の中が混乱

 

し始めます。

 

 

そしてついに、何でもいいから刺激が欲しくなるそうです。

 

光や音、なんでもいいから外部からの情報が欲しくて

 

たまらなくなります。

 

 

この時に薄暗いライトの刺激を与えたとしましょう。

 

被験者の脳はこのかすかな光をもとに映像を作り出します。

 

これが幻です。

 

 

 

どうやって脳は幻を作るのか?

 

 

なぜ目覚めていて外部からの刺激が少なくなると

 

幻を見るのでしょうか。

 

 

脳は通常外部からの感覚情報がなければ、

 

正常に機能することはできません。

 

 

外部からの情報を受け取って、それに対応するように

 

できているのです。

 

 

例えば目で見た情報は、脳の視床を通って頭の後ろから

 

前にかけて情報が伝達され、連携して処理され過去の

 

記憶と比べられます。

 

 

しかし、外部からの刺激がない時は、脳の内部だけで

 

情報処理が進められ、記憶情報を脳の前から後ろに

 

流すのですが、外部情報がないので混乱してしまします。

 

 

そんな時に薄暗い光がわずかでも見えれば、外部情報として

 

脳の後ろから前へと情報処理を進めるのですが、外部刺激が

 

少なすぎて、過去の記憶の方多すぎて比べることができず、

 

脳が勝手に推測をすると幻が見えます。

 

 

 

 

マイクロスリープという幻覚を見やすい眠り

 

入眠時に見られる幻、いわゆる入眠時心像を

 

覚醒と睡眠の間だという研究者がいます。

 

 

夜中に長時間単調な作業をしていると、起きて

 

いるのに、ふわっと変なイメージや考えが浮かんで

 

奇妙な体験をすることがあります。

 

 

このような時は事故や怪我をする危険が高く、

 

出来れば睡眠をとって休んでください。

 

 

本人は起きていて作業をしているつもりですが、

 

脳は眠っている状態でマイクロスリープと言います。

 

 

 

眠りを我慢したり長時間置き続けていると、睡眠物質が

 

増えて睡眠圧がかかりマイクロスリープに入りやすくなります。

 

 

支離滅裂になり幻覚や幻を見やすくなりますが、

 

学生時代の授業中にこのような経験はないでしょうか?

 

 

教室の中にいるのにあり得ない像が浮かんで、体の一部の力が

 

抜けるのでガクッとなって正気に戻る。

 

 

これは入眠時心像で夢ではなく、幻だったんですね。